■キャリアアグリゲーションとは
無線通信を高速化する手法の一つで、複数の搬送波による通信を一体的に運用する方式。
携帯電話/携帯データ通信では、LTE(4G)で導入されており、その改良版であるLTE-Advancedでは標準的に利用されるようになる見通し。
複数の異なる周波数帯の電波を同時に運用し、一つの通信回線としてデータを分散して送受信することにより、通信の高速化や安定化を図ることができる。
例えば、2つの同じ帯域幅の周波数を同時に利用すれば通信速度を2倍に引き上げることができ、片方の通信状況が悪化してももう一方で通信を継続することができる。
基地局が混雑しているときは自動的にオフにする(一つの周波数帯のみ利用する)よう運用すれば、収容能力に応じて効率的に電波を活用することができる。
■WIMAXのキャリアアグリゲーション
UQ Wimaxでもキャリアアグリゲーション技術により、受信最大110Mbpsエリアの2つの電波を束ね、受信最大220Mbpsの高速通信を実現します。
■ドコモのCA(キャリアアグリゲーション)のLTE-Advanced特長
3月27日に開始–受信最大225Mbps
LTE-Advancedの主要技術の1つで、複数の周波数帯を束ねる「キャリアアグリゲーション(CA)」により実現。
受信時最大225Mbps/送信時最大50Mbps。
このLTE-Advancedサービスを、ドコモは次世代のLTEとして「PREMIUM 4G」と名付けた。
2015年度内には300Mbpsまで高速化を進めるとしている。
ドコモのCAは、(いずれも受信時最大)75Mbps(800MHz)+150Mbps(1.7GHz)または112.5Mbps(1.5GHz)+112.5Mbps(2GHz)を束ね、
いずれも受信時最大225Mbpsを実現する。複数の周波数帯を利用することで、
ある周波数帯の電波状況が悪化しても別の電波状況がよい周波数帯で通信でき、安定した通信が可能になるという。
■auのCA(キャリアアグリゲーション)の特長
auのネットワークは4G LTEとWiMAX 2+の2つのキャリアアグリゲーションに対応。
キャリアアグリゲーション技術により、受信最大150Mbps(2GHz)の電波と受信最大75Mbps(800MHz)の電波を2つ束ね、受信最大225Mbpsの高速通信をご提供します。
■ワイモバイルのCA(キャリアアグリゲーション)の特長
アドバンスモード
下り最大165/110Mbps対応の高速モバイルデータ通信
・「AXGP」の提供エリアでご利用いただけます。AXGPは旧PHSの帯域を利用したもの
・月間のデータ通信量は通常7GBですが、アドバンスモードの場合、月間データ通信量の上限なくご利用いただける設定。 ※3GB/3日の制限があります。
■アドバンスモードの特徴
※AXGPのエリア外では圏外となります。標準モードに設定しご利用ください。
・標準モードとアドバンスモードのモード変更も簡単にできます。
端末のタッチメニューまたはWEB UI にて、ネットワークモードを「アドバンス」に変更してください。
・アドバンスモード対応機種が必要です。
Pocket WiFi 305ZT、Pocket WiFi 502HW